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命日

11月も最後の週です。
北の方ではこの時期としては珍しい大雪に見舞われていたり、雪崩の事故が起きたりと心配なニュースも聞きますが、こちらは比較的穏やかな三連休でした。

お散歩を兼ねて近くのお寺まで来ました。

P1030990(1).jpg


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立派なイチョウの木です。
でも、ここは日当たりがあまりよくないせいか、イチョウの色づきもあと少しといったところでした。

この木の下に、まだお地蔵さんだけですが我が家のお墓があります。

ウチの娘は上が22歳で下が17歳です。
その差は5歳。よく「離れてるねー」と言われます。
実は二人の間にもう一人娘がいました。
でも19年前の今日亡くなりました。
急性骨髄性白血病でした。

生きていれば20歳。でも私の中ではいつまでも1歳8ヶ月の赤ちゃんです。
点滴にこそ繋がれていましたが、つたい歩きも上手でベットの上でニコニコしていた姿が今もはっきり思い出されます。
亡くなった子の歳を数えることは無意味だと言われますが、それでもどうしても考えてしまいます。
うまく想像することはできませんが・・

あの子の病名を聞かされたとき、とてもすぐには信じることができませんでした。
それこそ白血病なんてテレビの中の出来事だと思っていましたから。
まさか我が子が病気になるなんて・・しかも白血病!?
治らない・・?それは死ぬってこと?生まれたばかりなのに・・?
どうして私の子供がそんな病気にならなくちゃいけないの・・?
と、かなり悲観したものでした。
入院してからすぐに治療が始まり、副作用の強い薬も使いました。
産毛のような髪の毛は全部抜け落ち、貧血のせいで顔色はいつも青白く、痩せていて赤ちゃんらしいピンクの丸々としたほっぺの子ではありませんでした。
それでも私にとってかけがえなのない宝物でした。

私を探すときは大きな声で泣き、吐いてしまうのにミルクを欲しがりました。
普通の子よりうんと遅れてはいましたが、確実に成長もしていました。
寝返りができ、お座りもできるようになって、片言だけど言葉も出るようになりました。
娘は必死に生きようとしていました。
しょっちゅう挫けそうになっていましたが、母を支えてくれていたのは病気と闘っている娘本人でした。

入院生活は1年と3ヶ月でしたが、その間にたくさんの病気の子供達とご家族に出会いました。
同じ病気と闘ってる子、うちの子よりも長く入院してる子、手術に行ったまま帰ってこなかった子、元気になって退院して行った子。
娘が病気にならなかったら絶対に出会えなかった人達です。そして、知らなかった世界でした。
それらの人たちからたくさんのことを教えてもらいました。

健康であることは素晴らしいことだと思います。
そして、命は限りあるのものです。
今年も娘のお墓の前で手を合わせながら、今日を過ごせることに感謝しました。

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| 日常 | 19:16 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こあらさん、そんな経験をされたのですね。
とてもお辛かったでしょうねぇ。
読んでびっくりしました。

子供のいないワタクシでさえ、想像するのも辛い経験を乗り越えて来られたのですね。
「なんでうちだけ?」「どうして?」「絶対治る」という気持ちや、病気の本人が可哀相で胸が張り裂ける思いとの葛藤など大変だったと思います。
ワタクシ事のお話で申し訳ないのですが、うちの父が珍しい病気になった時、そんな気持ちで過していたことを思い出しました。

乗り越えることは大変なことですよねぇ。
家族の支えと年月が、自然にその力をくれるのだとワタクシは思いました。

こあらさんの記事を胸にしまって、命を当たり前と思わずに、ありがたく感じないといけないなぁって痛感いたしました。

| コボリン | 2007/11/26 19:50 | URL |

こんばんは。
いやぁ・・・涙が出ました。
そんなことがあったんですね・・・
我が子を失う、なんて考えただけで気が狂いそうなのに
こあらさん、よく頑張ったよね。
よく不平不満を言う若者を目にしますが、元気に生きていられるだけで
幸せなはずなのに、どうして人間ってこうも欲があるんだろうって思います。
折りしも私が今日更新するブログと重なっちゃって・・・
余計に生きること、命に関して考えさせられます。
きっと次女ちゃん、お空の上で見守ってくれてると思います。
きっとこあらさんって海のように深く優しい方なんだろうな、って(*^_^*)

| ももんたママ | 2007/11/26 20:06 | URL | ≫ EDIT

辛くて 涙が出て 
子供を持つ同じ親として 言葉がありません。
家族みんなが健康である事の感謝の気持ち
改めて感じました。

| よーさん | 2007/11/26 22:46 | URL | ≫ EDIT

この前、そのお話を伺った事があったのですが、秘コメだったので・・・。
今回、読ませていただいてほんとに、こあらさんのおっしゃるとおり、健康でいられることがどれだけ素晴らしいことか再認識しました。こあらさんも父さんも、辛かったでしょうね。
病気はほんとに辛いです。
私事で申し訳ないのですが、私は5年前に母を癌で亡くしました。ずっと付っきりで看病していて、どんどん弱くなる姿を看ているのが辛かったです。 
毎日、何事も無く過ぎていく日常に本当は感謝しないといけないんでしょうね。

| *イリス* | 2007/11/27 07:42 | URL |

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| | 2007/11/27 09:42 | |

命日に

改めてお話を伺い、ご家族を大切に想うこあらさんの心情が伝わってきます。
1年8ヶ月間・・。言葉では伝えきれないような時間だったと思います。
辛いお話を聞かせて下さって、私もここに集った皆さんも、家族・命の大切さをこあらさんに教えていただくことができました。
次女ちゃん、こあらさん、ありがとう。

ありすちゃんが来てくれたこと、次女ちゃんも空から嬉しく見守っていたと思います♪

| wool | 2007/11/27 15:19 | URL |

私達から見たら短い時間でも一生懸命生きた1年8ヶ月なんですね。心からご冥福をお祈りします。
長い時間を経て、3姉妹のお母さんになれましたね。

| ちょこ母 | 2007/11/28 08:37 | URL |

コボリンさんへ

ご心配いただきありがとうございます。
当時は私もハタチそこそこだったし、現実を受け止めるのに相当な時間を要した気がします。
でも本当に辛かったのは娘自身であったと思います。
なんと言っても、病気と闘うためだけに産まれてきたようなものですから。
親として十分なことをしてやれたかどうか今も悔やむときがあります。

家族は誰が病気になっても、その重みは同じですよね。
生活のリズムも崩れてしまうし、支えあって生きていることを実感させられます。

| こあら | 2007/11/28 08:46 | URL |

ももんたママさんへ

そうなんですよね。。
子供って産まれてきたときは、そのことだけがありがたくて幸せだったハズなのに、いつの間にかもっとお勉強ができたらいいのにとか、お絵かきや運動が得意だったらいいのにとか親は期待ばかりしてしまってる気がします。
そんなことよりも、元気で自分らしくいてくれることが一番大切なのにね。

>余計に生きること、命に関して考えさせられます。
こうゆうことって堪えず考えることではないと思うけど、時に真正面から考えることって大切かなって思います。
それが誰かの死に遭遇した時、新しい命が誕生した時なのかもしれませんね。
お友達のご主人のご冥福を心よりお祈りいたします。

| こあら | 2007/11/28 08:48 | URL | ≫ EDIT

よーさんへ

この子はたった1年8ヶ月しかこの世にいませんでしたが、たくさんのことを教えてくれて旅立っていきました。
私はたくさんのことをしてやれなかったのに、です。
子育ては親育てとはよく言ったものだなぁと思っています。
生きれくれてるだけで十分です。

| こあら | 2007/11/28 08:48 | URL | ≫ EDIT

*イリス*さんへ

ホント病気は辛いですね。
何故こんなことに…どうしてウチだけ…と考えても答えの出ないようなことばかり考えてしまいます。
命あるものいつかは終わりがくるとわかっていても、現実として受け入れることはとても難しいです。
まして目の前でどんどん弱っていく姿を見せられると、一番辛いのは本人であるにも拘らず看病する側がまいってしまいますもんね。

>毎日、何事も無く過ぎていく日常に本当は感謝しないといけないんでしょうね。
忘れがちなことだけど、一番ありがたいことですね。

| こあら | 2007/11/28 08:49 | URL | ≫ EDIT

鍵コメさんへ

ありがとうございます。
特別なことがなくても、普通の毎日が過ごせることが一番の幸せだと思います。

| こあら | 2007/11/28 08:52 | URL | ≫ EDIT

woolさんへ

そうですね・・確かに濃い1年8ヶ月でした。
あの子にとっては人生の全てだったわけですし。
病気がわかった時長女はまだ2歳でしたが、義母が全面的に面倒を見てくれて私は何一つ心配することなく次女の傍についててやることができました。
それでも、してやりたかったことはまだまだありますけどね。
せっかく産まれてきたのに、病院での暮らしがあの子の全てでしたから。。

ありすにもいろんなことを教えてもらいますね。

| こあら | 2007/11/28 08:53 | URL | ≫ EDIT

ちょこ母さんへ

そう言っていただけてとても嬉しく思います。
はい。ありすもウチの大切な娘です♪

甘やかしてばかりではいけないとわかっていつつ、下の娘もかなり甘やかして大きくしてしまったダメ母です。
しかしながら、それに輪をかけたようにありすも甘やかしてしまっています(笑)

| こあら | 2007/11/28 09:02 | URL | ≫ EDIT

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| | 2007/12/30 21:11 | |















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